鈴木慎一さんバルーンアート

Tags

和歌山県田辺市鮎川の製炭業鈴木慎一さんは、風船で動物などの立体物を形作るバルーンアートで地域の子どもを楽しませています。

バルーンが縁で児童施設にも通い始め、子どもの成長を見守る一員になっています。

他人と関わることが苦手でうつ病も経験しましたが、「楽しんでもらうことがやりがい」とボランティアに意欲をみせています。

福岡県出身の鈴木慎一さんは、雑誌で見た製炭に興味を持ち、25歳で鮎川に移住。

山への興味とともに、一人での作業にも魅力を感じたということです。

物部徳明さんの下で約2年修業し20代後半で独立。

その途端プレッシャーも重なってうつ病を発症。

外に出ることもできない苦しい日々を送りました。

物部徳明さんの協力を得て少しずつ仕事に復帰。

30代半ばで以前通りの生活を取り戻しました。

もともと子どもが好きで、喜ばせたいと40代から本とインターネットを参考に独学でバルーンアートを開始。

児童養護施設「くすのき」(田辺市向山)の子どもと知り合い、バルーンアートで親交を深めるようになりました。

三川小学校に入学した新入生のため、学校の教室を風船で飾り付けて祝いました。

触れ合いに癒やされ、鈴木慎一さん自身も社交的になりました。


休日には、紀南地方のイベントに出向き、来場する子どもにバルーン作品を配ったり、地元の老人ホームでお年寄りに喜ばれた経験から人間ドックの待ち時間に病院に申し出て実演し、入院患者を楽しませたりしています。

バルーンアートの特技と優しい人柄で地元で知られるようになり、このほど鮎川であった「おおとう生涯学習フェスタ」(大塔公民館主催)では、会場の飾り付けを担当。

来場する子どもに、アンパンマンの作品を50個用意してプレゼントしました。

卒業や就職で節目を迎える子どものため、作品で祝うことを考えているという鈴木慎一さん。

「風船自体に興味があるわけではないが、子どもが喜ぶ姿が動機になっている。いろんな場所で喜んでもらう経験から、自分自身の気持ちがほぐされた。人前に出ることは緊張するが、今後はショーもしてみたい」と話してくれました。

Related article