笑い講 防府市指定無形民俗文化財

笑い講(山口県防府市台道の小俣地区で鎌倉時代から続く奇祭、防府市指定無形民俗文化財)が行われました。

祭りを受け継ぐ「講員」らが豪快に笑って今年の農作物の恵みに感謝し、この一年の憂さも晴らしました。

今年の頭屋を務める田村英夫さん方に午前11時ごろ、紋付きはかま姿の講員や関係者ら23人が集まり、間もなく神前で酒宴を開始。

しばらくたって酔いが回ったところで、太鼓が鳴り響く中、サカキを手に交代で3回ずつ「わーっはっは!」と笑い声を響かせました。

800年前から続く天下の奇祭で、収穫に感謝して1回、来年の豊作を願って1回、苦しかったことを忘れるために1回笑います。


声量や元気が足りないと、長老格の内田弘さんからやり直しを求められる場面もあったりして、参加者は年の瀬を前に和やかなひとときを楽しみました。

笑い講は、地元にある小俣八幡宮の伝統神事で、地区内の21戸の講員が代々継承。

毎年この時期に行われ、3回の笑いには、今年の収穫への感謝、来年の豊作祈願、今年の苦しみ、悲しみを忘れる、という意味が込められています。

田村英夫さんは「今年は大雨や害虫の影響で米の出来はよろしくくなかったが、収穫にありがたい気持ちでいっぱい」と、内田弘さんは「みんないい笑いだった。来年が明るい一年になれば」と話してくれました。

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