全国棚田(千枚田)サミット開催

全国棚田(千枚田)サミット(山あいの傾斜地で米を作る「棚田」の保全や活用について話し合い)が、和歌山県有田川町内で開かれました。

基調講演や分科会で、景観保全や地域づくりにおける棚田の価値について意見交換しました。

全国棚田(千枚田)連絡協議会主催。

棚田は、日本の農村の伝統風景とされていますが、区画が小さいため、大型機械で効率的に作業するのが難しく、生産コストが高い。

政府、与党が米の生産調整(減反)の廃止を検討する中、棚田を次世代に引き継ぐアイデアを探ろうと、全国の63市町村などから活動団体のメンバー約800人が参加しました。

基調講演では、「全国棚田百選」すべてを撮影した写真家の青柳健二さんが講演しました。

日本やアジアで棚田を訪ねて旅する活動を写真で紹介しました。

日本の棚田について「海に面していたり、雪に覆われたりするところが魅力」と語ってくれました。

有田川町内4会場で分科会も行われました。


「棚田保全活動を契機とする地域活性化・地域づくり」の会場では、那智勝浦町の色川地域振興推進委員会の原和男会長らが登壇。

原和男会長は、人口約400人のうち4割がIターンで占める色川地区で、約40アールの棚田を利用し米作りやイベントを開いている活動を紹介しました。

「先人から受け継がれてきた棚田は地域の流れを象徴している。イベントで応援団を募りながら、棚田を生活の場として理解する人を増やしていきたい」と述べました。

現地見学会として、参加者が有田川町清水地域の「あらぎ島」などの棚田を訪れました。


全国棚田(千枚田)サミット実行委員会事務局 (有田川町清水行政局 産業振興室 内)

〒643‐0521 和歌山県有田郡有田川町清水387‐1

TEL.0737‐52‐2111(代)

FAX.0737‐25‐9005(直通)

農家の高齢化や担い手不足など農業を取り巻く情勢は厳しさを増しており、地域の景観や水源涵養、洪水防止など先達が守り続けてきた棚田が有する多面的機能を将来にわたり、持続していく取り組みが必要となってきています。

そうした中、全国各地でさまざまな棚田等保全活動に取り組んでいる方々の事例などご紹介いただき、意見交換や交流を図り、持続的な保全活動へのつながりを期待すると共に、地域一丸となって保全に取り組んでいくため、当町で「第19回全国棚田(千枚田)サミット」を開催いたします。

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