府内南蛮味めぐり、府内御膳

文化財調査保存協会(大分市のNPO法人、宗公一郎理事長)と大分市内の食品加工・販売2社が、戦国大名、大友宗麟の時代の郷土料理を並べた弁当を開発しました。

ポルトガル人宣教師が豊後府内で信者らに振る舞った記録がある牛飯や、ポルトガルから伝わったとされるてんぷら料理、宗麟の時代にもあったといわれるサトイモ料理を詰め合わせました。

関係者は「南蛮文化とつながりが深い大分の歴史も味わってほしい」としています。

開発したのは「デリカフーズ大塚」(津守・大塚次生社長)と、「田口商会」(中島東・田口富造社長)。

宗公一郎理事長が、宣教師の手紙に登場する牛飯の再現を両社に呼び掛けたのがきっかけです。

日本にいた宣教師がインドのゴアの宣教師らに宛てて書いた手紙では、1557年の復活祭の翌日、信者約400人を招いた際に雌牛1頭を買い入れ、その肉と共に煮た米を出すと大いに喜ばれた―とされています。


当時は香辛料が豊かではなかったと推測し、味付けはしょうゆとみりんなど少々。

米と炊き込んだ肉の甘みがほんのりにじむ仕上がりとなっています。

弁当には、地元で発展した豊後とり天をはじめとするてんぷら料理や、サトイモのコロッケなども詰めました。

「おいしく、ヘルシーな郷土料理として県内外にPRしたい」と両社長。

弁当は「府内南蛮味めぐり」と名付け、田口商会の店「おまんじゅう ななせ」の中島、明野両店で販売(800円)。

大分空港でも上級品の弁当「府内御膳」(価格未定)を売り出します。

お問い合わせは、田口商会(TEL097-532-5851)へ。

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