ひさまつまゆこさん やさしいかいじゅう

ひさまつまゆこさん(高知県土佐清水市加久見入沢町の絵本作家)の絵本が、このほど東京の大手出版社から刊行されました。

ひさまつまゆこさんの初作品で、タイトルは「やさしいかいじゅう」。

仲間外れにされても、優しさを失わない怪獣の心温まる物語を幻想的な絵で繰り広げています。

ひさまつまゆこさんは、中高時代、卓球に打ち込み全国大会にも出場するスポーツウーマンでした。

「自分の世界を広げたい」と岡山県の倉敷芸術科学大学芸術学部美術学科に進学。

絵本が幼いころから好きで、「自分が感情を投影しやすい」という動物を素材に、絵画や造形に取り組むようになりました。

卒業後に帰郷し土佐清水市で就職しましたが、1年ほどで体調を崩し退職。

声が出なくなり、自宅に引きこもる日々が続いたそうです。


1人で過ごす時間が長く、いじめや自殺の問題が気になったといい「互いに認め合う大切さを伝えたい」と絵本向けの作画を再開しました。

今年2月、挿絵やスケッチ用の動物の立体造形などを並べた初の個展を高知市で開催。


展示した試作絵本が出版関係者の目に留まり、ストーリーや絵が高い評価を受け、多くに児童書を手掛ける冨山房インターナショナルから9月に刊行されました。

6本足のかいじゅうは、森の動物たちから変な体と仲間外れにされるが、変わらぬ優しさで接し続け、動物たちと打ち解けていく、というストーリー。

「みんなと違っても認めてくれる仲間は見つかる。コンプレックスと思っていても強みにできることもある。自分は自分でいいと思ってほしかった」と、ひさまつまゆこさんは話してくれました。


現在は、体調も回復し、アルバイトの傍ら創作に励んでいます。

次回作を構想するほか、「同じ表現者との交流を広げたい」と創作意欲を高めています。

~やさしいかいじゅう~

全国書店で2013年9月6日から販売開始

嫌われものだった、やさしいかいじゅうさんの 心あたたまるストーリー!

出版社:(株)冨山房インターナショナル

協力:公益財団法人 坂本報效会

ISBN:978-4-905194-62-0 C8793

定価:1600円

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