10/13/2013

オスプレイ反対!前泊博盛講演、流血の記録砂川

米軍横田基地に反対する市民交流集会が福生市の市民会館で開かれました。

参加者約950人が、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの横田基地や日本全土への配備、訓練の反対などを決議しました。

集会は、基地問題に取り組む市民グループでつくる実行委員会主催で四回目。

元琉球新報論説委員長の前泊博盛、沖縄国際大大学院教授が「東京のオキナワ 米軍横田基地-日米地位協定入門」と題して講演しました。

前泊博盛さんは、沖縄県内で米軍から返還された土地からアスベストが出たが、地位協定上、米軍には原状回復義務がないことなどを例に「国民の権利、生命、財産を脅かすことが起こっている。地位協定は本来廃止すべきもの。国内法でコントロールするのが主権国家だ」などと話しました。



実行委からは「C130輸送機の低空飛行訓練が夜間まで繰り返されている。もしオスプレイの配備を許せば、横田基地はますます戦闘訓練基地になってしまう」などと報告がありました。

集会では、旧米軍立川基地の拡張に住民が反対した砂川闘争のドキュメンタリー映画「流血の記録 砂川」(亀井文夫監督)も上映されました。

加藤悦子さんは「映画で市民が大きな力に立ち向かって勝ち取った歴史を知り、励みになった」と話してくれました。


○前泊博盛(まえどまり ひろもり)

プロフィール

沖縄国際大学 大学院教授 1960年生まれ。

駒澤大学法学部、明治大学大学院卒(経済学修士)。「琉球新報」論説委員、編集局次長、経営企画局次長などを経て、沖縄国際大学・大学院教授(現職)。

1986年に「国家機密法と沖縄」でJCJ(日本ジャーナリスト会議)賞(取材班)、2004年に外務省機密文書のスクープと日米地位協定改定キャンペーン記事「検証 地位協定~不平等の源流」で第4回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、JCJ大賞、新聞労連ジャーナリズム大賞特別賞の3賞を受賞。 

著書には『子供たちの赤信号~学校保健室はいま』(沖縄出版)
『もっと知りたい!本当の沖縄』(岩波書店)
『検証「沖縄問題」』(共著、東洋経済新報社)
『沖縄「自立」への道を求めて』(共著、高文研)
『沖縄と米軍基地』(角川新書)
『入門日米地位協定』(創元社)
『沖縄の真実』(共著、学研パブリッシング)
『終わらない<占領>』(共著、法律文化社)など多数あります。

○流血の記録 砂川

16ミリ・モノクロ/56分/1956年(昭和31年)・日本ドキュメント・フィルム

製作=大野忠
撮影=武井大、他
録音=奥山重之助、他
音楽=長沢勝俊
ナレーター=寺島信子

『土地にクイは打たれても、心にクイは打たれない』

米軍立川基地の飛行場を拡げるために、日米行政協定による一片の命令で、 祖先からの土地を追われることになった農民の驚きと怒り。

昭和31年10月,砂川の土地を守る第2年目の闘いは,警官隊の出動によって、負傷者1065人を出すという流血の悲劇を産み、日本中を驚きと怒りに投げ込んだ。

この歴史的瞬間をあますところなくカメラに収めたのが、この長編記録映画である。

この系譜は後に小川伸介、土本典昭らに引き継がれることになる。

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