小型鯨類追い込み網漁解禁、抗議活動も

和歌山県太地町で9月1日、小型鯨類の追い込み網漁が解禁され、漁船団がバンドウイルカ約100頭を町内の畠尻湾に設けた捕獲網に追い込みました。

畠尻湾では、反捕鯨団体のメンバーら約50人が抗議活動を行いましたが、大きな混乱はありませんでした。

太地町漁協の太地いさな組合(松本修一組合長)の漁船12隻は、午前5時15分に太地港を出港。

8時20分に沖合約10キロの海域でバンドウイルカの群れを発見し、1時間ほどかけて捕獲網に追い込みました。

畠尻湾では、反捕鯨団体の外国人らが、日本語で「イルカを食べないで」「イルカの虐殺を終了してください」などと書いたプラカードを手に抗議活動を展開。

イルカ漁を批判した米映画「ザ・コーヴ」に主演したイルカ保護活動家のリック・オバリー氏も姿を見せました。

湾を挟んで抗議活動に反対する団体が「伝統的な漁を妨害するな」と訴えたのに対し、反捕鯨団体が「イルカ漁は日本の文化ではない」と反論するなど、論戦が加熱する場面もりました。



和歌山県警や海上保安庁の警戒もあり、大きな混乱はありませんでした。

太地町漁協は「解禁日に捕獲ができて喜んでいる。警察や海保の警戒のおかげで混乱もなく、感謝している」と話しました。

イルカは、水族館に販売するため十数頭を捕獲し、残りは逃がされます。

追い込み網漁は、国際捕鯨委員会(IWC)の規制対象外。

漁はイルカを来年2月末、ゴンドウなどを来年4月末まで県が頭数を制限して許可しています。

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