口唇裂、口蓋裂専門センター設置

唇や口の中の上側が割れた状態で生まれる口唇裂(こうしんれつ)、口蓋裂(こうがいれつ)の治療態勢を充実させるため、長野県立こども病院(安曇野市)と信州大病院(松本市)、松本歯科大病院(塩尻市)が連携し、長野県内初の専門センターを長野県立こども病院内に近く設置することが分かりました。

口唇・口蓋裂は、手術を担当する形成や口腔(こうくう)の外科医、矯正歯科医、言語聴覚士など分野の違う医療スタッフによる横断的、長期的な治療が必要となるため、センターが中心となってより効果的に治療できるようにします。

長野県内の医師や言語聴覚士らも加わる「口唇口蓋裂治療の会(長野・山梨)」によると、歯茎が割れている場合はかみ合わせ、口の中が割れて鼻腔(びくう)とつながっている場合は、発音に影響が出ることがあります。

唇の割れは、容姿に影響することもあります。

センターの設置により、各分野の医師らが治療の方針などを相談し合い、一貫性のある医療の提供を目指しています。


また、子どもや保護者が相談しやすくなるといった効果も期待できます。

今後、センターを中心に3病院に加え、他の医療機関の専門家とのネットワーク化も図り、より効果的な治療も研究します。

口唇口蓋裂治療の会は「以前から子どもの状態に応じ、医療機関同士で連携はあったが、複数の医療機関が連携して一体的に治療していくセンターをつくるのは、全国でも初めてではないか」としています。

こども病院を運営する長野県立病院機構は、本年度、言語聴覚士を増員します。

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