小山真徳、讃州土産巡礼

瀬戸内国際芸術祭2013の夏会期から出品する芸術家の小山真徳さんが、遍路装束を身にまとい、香川県内で「巡礼の旅」をしながら作品づくりを進めています。

道中で集めた素材を使って気に入った風景のミニチュア版の造形物を「土産」として制作。

瀬戸内国際芸術祭の会場では、行程に沿って見せ鑑賞者に旅を追体験してもらいます。

小山真徳さんは、東京芸大出身。

若手作家による島の活性化を目指す「小豆島芸術家村事業」(香川県と小豆郡2町主催)の2013年春期(4~7月)の招へい作家として香川県へ来県しました。


巡礼の旅は、18日に池田港から高松港に入り、高松市以西を回って5月3日に小豆島に戻る16日間。

白衣(びゃくえ)に菅笠(すげがさ)のいでたちで、自作の木箱を乗せた荷台付きの自転車で移動しています。

木箱には、作品の材料になる流木や廃材などを納めるほか、宿泊先などで作った「土産」がぎっしり!

営業を休止した野外プールや道端で見掛けた犬、浜辺で竹を組む人など、印象に残った光景を記憶が新鮮なうちに形にし、日を追うごとに増えていきます。

「思わぬモチーフが見つかったり、人との出会いに刺激を受けながらの旅」と小山真徳さん。


小豆島に戻った後も、島内を巡って制作を続ける予定で、7月20日に始まる夏会期から小豆島町池田の空き店舗で公開します。

「讃州土産巡礼」と銘打ち、作品を寺の回廊のように札所に見立てて並べ、旅を記録した映像も流す計画だそうです。

小山真徳さんは「少し寂れたものや場所に引かれることが多い。作品を見てもらうと、あまり注目されていないものへの目線が変わるかも」と話してくれました。


瀬戸内国際芸術祭

http://setouchi-artfest.jp/

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