たくあん漬けを素材にした創作料理を考案 かみのやま温泉

山形県上山市が発祥の地とされる「たくあん漬け」に着目し、誘客に結び付けようとする動きが上山市内で活発化しています。

今年のかみのやま温泉開湯555年を機に、関係者が活用法を模索。

このうち「かみのやま温泉旅館組合」(冨士重人組合長)は、オリジナル料理を開発し、各旅館で統一メニューを提供する準備を進めています。

たくあん漬けの誕生に関しては諸説あり、その一つに挙げられているのが上山。

1629(寛永6)年に上山に配流された沢庵禅師が、4年間の滞在期間中、近くの農家からもらう野菜を食べきれず、干してぬかに漬ける「たくわえ漬け」にしたことが由来ともいわれています。


かみのやま温泉旅館組合は、たくあん漬けを素材にした創作料理を考案。

地域ごとに特色ある食材を使った朝食を提供する山形県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部の「朝ごはんプロジェクト」と連携。

4月3日に初の試食会を開催しました。

白あえ、厚焼き卵、チャーハン、ピリ辛メンマ風、いなりずし、水菜とカニのタルタルあえなど、全てにたくあん漬けを取り入れた14品が登場。

出席者約20人が見た目や食感をチェックしながら「漬物と発酵食品は相性がいいので、そういう料理はおいしい」「パスタやスイーツにも応用できないか」などと感想を話し合いました。

今後も試食会を重ねて来年山形県で開催される観光誘客事業・デスティネーションキャンペーン(DC)をめどに、組合に加盟する計23の旅館で朝食メニューとして振る舞う予定です。


また、上山市やJRかみのやま温泉駅、山形県漬物協同組合の代表者らが“たくあん会議”を開催。

たくあん漬けを上山の名物にするために意見を交わしています。

かみのやま温泉旅館組合の冨士重人組合長は「上山がたくあん漬けの発祥の地であることを大事に、まちおこしにつなげていきたい」と意気込みを語ってくれました。

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