赤崎中学校2010年度卒業生卒業を祝う会

東日本大震災の津波で校舎が被災し、卒業式ができなかった大船渡市の赤崎中学校2010年度卒業生の「卒業を祝う会」は、赤崎町の赤崎中学校仮設体育館で開かれ、生徒たちは2年越しの卒業証書を受け取りました。

式前日に津波が襲い、節目の日を迎えられなかった44人のため、当時の担任教諭らが企画。

高校2年となった生徒たちは、震災以来全員そろった仲間や恩師との再会を喜び、感謝と決意を胸に新たな一歩を踏み出しました。

卒業生全44人と保護者ら計約100人が参加。

卒業証書を渡すはずだった桜田靖三元校長が一人ずつに手渡し「全員そろって式ができることをうれしく思う。地元の復興など社会に貢献できる大人になってほしい」と祝福しました。

「中学生活最後の一日を全員で締めくくりたい」と、当時の担任だった坂本琢磨教諭が中心となり教員有志で祝う会を計画。

昨年7月、間借り先の大船渡中から仮設校舎に移り「母校」での開催が実現しました。


大船渡高校2年の女子生徒は「校舎がないのは寂しいが、みんなに会えてとても懐かしい気持ちになった」と再会を喜びました。

男子生徒は「一緒に卒業証書を受け取る機会をつくってくれた先生方に感謝したい。母校の教壇に立ち、仲間の大切さを伝えたい」と話してくれました。

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