船橋市飛ノ台史跡公園博物館・動物たちの考古学~人と動物を考える

遺跡で出土した動物の骨や、動物の形をした土製品などの考古史料を集めた企画展「動物たちの考古学~人と動物を考える」が、船橋市飛ノ台史跡公園博物館で開かれています。

23日まで。

シカの骨を使った魚を捕まえるヤスや、オオカミの下顎骨で作られた飾り、イノシシの形をした土製品や、シカの埴輪(はにわ)など、縄文から古墳時代の史料を中心に、220点が展示されています。

約一万年前となる船橋市最古の貝塚「取掛西(とりかけにし)貝塚」から見つかったイノシシの頭蓋骨などは、動物を使った儀礼に使われたとみられ、国内最古の動物儀礼と考えられるといいます。

土製品では、イノシシを表現した物が多く、多産で生命力が強い点が豊穣(ほうじょう)のシンボルと考えられていたのでは、との説があります。

栗原薫子学芸員は「縄文時代には動物の肉や皮、骨などをすべて使い、無駄にすることはなかった」と指摘。

「人と動物の関わりを見つめるきっかけになれば」と話してくれました。

船橋市飛ノ台史跡公園博物館

飛ノ台貝塚は、約7千年前の縄文時代早期の遺跡として古くから知られています。

また、飛ノ台貝塚は海と山の両方の幸に恵まれた最高の環境に立地しており、当時は、周辺の遺跡に先駆けて定住生活を始めていたことが過去の発掘調査において確かめられています。

その後数回にわたり大規模な発掘調査が行われ、平成5年には合葬人骨も発見され、全国的にも注目されました。

現在までに住居跡25軒、炉穴およそ400基、貝塚約40ヶ所が発見されています。



このような飛ノ台貝塚の貴重な遺跡を保存するとともに、屋外展示施設として「史跡公園」と、飛ノ台貝塚や市内の縄文遺跡から出土した遺物等の展示をする「博物館」からなる一体施設である縄文専門博物館として平成12年11月にオープンしました。


◆開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)

◆休館日 月曜日、祝日の翌日(ただし、翌日が土及び日の場合は開館) 年末年始

◆入館料
一般100円(団体20名以上70円)

児童生徒50円(団体20名以上30円)

市内在住の中学生以下は無料

◆問い合わせ先

〒273-0021 船橋市海神4-27-2 船橋市飛ノ台史跡公園博物館

電話 047-495-1325

FAX 047-435-7450


◆電車

■東武野田線 新船橋駅 徒歩8分

■京成線 海神駅 徒歩15分

■東葉高速鉄道 東海神駅 徒歩12分

◆バス

■新京成バス JR船橋駅北口から建鉄循環「海神中学校」下車1分

このブログの人気の投稿

大久保祐映さん119番電話しても救急車出動せず 怒

仙台市場でつくった牛タン笹かまぼこ黄金焼!旨い!

なやみ言おう24時間いじめ相談ダイヤル0570-0-78310