大分第一ホテル、38年間の営業に幕

大分市中心市街地で38年間営業を続けてきた大分第一ホテルが6日午前最後の宿泊客を見送り営業を終了しました。

8月末ごろまでの残務整理が終わると駅前一等地に建つ12階建てのビルは完全な空きビルになります。

最後の宿泊客は1年前から予約していた団体客ら約180人。

朝食を終え、午前7時ごろから次々とチェックアウト。

フロントの従業員は粛々と対応し、一人一人に「ありがとうございました」と頭を下げました。

大分第一ホテルは、ビルの8~12階を占め婚礼部門やレストランの利用も多かった。

昨年1月、ビルから大分パルコが撤退。

周辺ホテルとの競争が激化し、昨年10月にホテルも撤退を表明しました。


  
営業開始時から勤務してきた村上新治副総支配人(62)は「最後の日を迎え、つらい。これまで利用していただいたお客さまには感謝の一言」と寂しそうな表情。

「パルコが撤退し、人の流れが変わった。ビルの前を歩く若者がいなくなった。車の利用者も街中に入ってこられるような仕組みをつくり、中心部を活性化させてほしい」と話しました。


大分第一ホテル(136室)は1974年、ビルの完成と同時にオープン。

駅前の好立地を生かし経営は順調でしたが2008年の大分国体に合わせた市中心部への相次ぐホテル開業で競争が激化。

平均85%だった客室の稼働率が70%前後まで低下。

ここ3期は連続で営業赤字を計上しており、商業ビルの再開断念もあって撤退を決定。

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