アクアワールド茨城県大洗水族館ヤリイカ大洗の海水槽！

大洗町磯浜町のアクアワールド茨城県大洗水族館で水槽飼育が難しいヤリイカが初めて展示されて人気を集めています！

アクアワールド茨城県大洗水族館によると生きたヤリイカの展示は全国でも珍しいそうです。

展示されているのは1階入り口近くの円筒形水槽「大洗の海水槽」。

今月2日から試験展示されて8日に本格公開に！

ヤリイカは北海道南部から東シナ海の水深が100ﾒｰﾄﾙより深い海に広く分布。

やりの先のように見える細長い体とヒレの形が特徴。

胴の長さは雄で約40ｾﾝﾁ、雌で約25ｾﾝﾁまで成長します。

寿命は約1年で、冬から春にかけての産卵期に卵を産んで一生を終えます。

イカの仲間のうちでもスルメイカなどと異なり、ヤリイカは特に神経質で繊細。

展示用の照明などを明るくすると興奮し、普段透明な体が茶色に変色します。

強いストレスや水槽の壁に何度も衝突するなどして死んでしまうため飼育は困難です。

今回は那珂湊漁港の遊漁船「仙昇丸」の協力で、大洗沖の水深120ﾒｰﾄﾙの海底から展示用に釣り上げました。

アクアワールド茨城県大洗水族館魚類展示課の沼田禎之課長は「食卓に上ることが多いイカだが、海で泳ぐ姿を見てほしかった。なるべく大事に少しでも長く展示したい」と話しました。