愛牛トラムクーパンダと荻堂盛貴さん

沖縄県うるま市営石川多目的ドームで開かれる第９７回春の全島闘牛大会に９０歳の荻堂盛貴さん（今帰仁村呉我山）が愛牛トラムクーパンダと参戦します！

闘牛を始めて４０年。

初めは北部だけで闘っていましたが全島に知られる存在になりました。

ドシッと構えるトラムクーパンダと同様粘りで勝つ闘牛人生です。

呉我山はかつて北部随一の闘牛どころとして知られていました。

旧暦９月９日は闘牛を奉納する習わしがありましたが今では荻堂盛貴さんしか牛を飼っていないそうです。

荻堂盛貴さんは父の跡を継いで５０代で闘牛を始めました。

これまで育てた牛は多すぎて数えられないそうです。

印象深い牛の一つが「オーキット号」！

９連勝したが、試合中に腹を刺されました。

トラムクーパンダは徳之島で出会いました。

太い首に長い胴体、長年の経験で「強くなる」と感じたそうです。

荻堂盛貴さんの勘は当たり２０１０年のデビュー以降６勝１敗の好成績。

北部では敵なし。

荻堂盛貴さんは本業のミカン農家は引退しましたが牛の世話だけは欠かしません。

雨が降っても体が痛くても車を運転し牛が食べる草を刈りに行く。

「大会までの緊張感が楽しい」と荻堂盛貴さんが闘牛を語る瞳は少年のように輝いています。