鳳来ひなの会、東日本大震災被災地に雛人形を贈る

東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の子どもたちに新城市のつるし飾り愛好会「鳳来ひなの会」の主婦らが手作りのひな人形194セットを贈る。

「被災者にできることは何だろう」

会長の鈴木優子さんの自問が会員らの共感を呼び大津波でひな人形を流された子どもたちにかわいい贈り物をすることになった。

 「被災地に行っても足手まといになる。でも、ひな人形を作って贈ることはできる」

震災後、会で義援金を贈った後も被災者のことを考え続けた鈴木さんはそう思いついた。

会員に人形作りを頼むと皆が快諾。

昨夏から生地と綿で高さ10センチ前後の男びなと女びなのセットを作り始めメッセージも添えることにした。

届ける方法は、市内の湯谷観光ホテル泉山閣のおかみ片桐克予さんに相談。

おかみ会で全国の旅館のおかみと交流する片桐さんが「南三陸ホテル観洋」(南三陸町)のおかみ阿部憲子さんに電話し受け入れ先選びと配布を依頼。

湯谷温泉のおかみ会でもひな人形を作りひなの会と一緒に贈ることにした。

「小さな子どもを持つ家庭ほど南三陸町を出ている」


震災後の現状をそう話す阿部さんは「子どものいる家庭が少しでも明るくなれば」と地元の保育所と幼稚園に通う子どもたちにひな人形を配ることにしている。

新城市鳳来開発センターで行った梱包作業には、ひなの会の役員9人が参加。

「他にお手伝いができませんのでせめておひなさまで心をいやして下さい」などと書かれたメッセージ付きのひな人形セットを心を込めて袋や箱に詰めた。

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