震災で不明の愛犬ジャキ9ヵ月半ぶりに涙の再会

宮城県山元町で東日本大震災の津波に襲われ行方不明になった犬が昨年12月下旬9カ月半ぶりに飼い主の元に戻ってきました!

犬好きの近所の住民が保護していたそうです。

元気に散歩している姿を飼い主が偶然見つけ涙の再会を果たしました。

飼い主は「まさか生きていたなんて…。奇跡だ」と大感激。

飼い主は、山元町で焼鳥店を経営する工藤瞳さん。

9歳のオスの愛犬「ジャキ」と再会しました。

昨年3月11日工藤さんは仕入れ先の亘理町内で地震に遭い山元町高瀬の自宅に急いで戻りました。

ジャキは犬小屋で鎖につながれていました。

長女が見当たらなかったため「まず娘を捜そう」と店に向かいました。

途中で長女と出会いジャキを助けに自宅に戻ろうとしたが既に津波が襲来し諦めざるを得なかったそうです。

2階建ての自宅は1階部分が浸水し犬小屋は跡形もなく流されました。

工藤さんは「あのとき、ジャキを連れて行けばよかった」と何度も自分を責めました。

再会したのは昨年12月26日の早朝。

工藤さん一家が修理をほぼ終えた自宅に震災後初めて泊まり店に戻ろうと車で出発した直後でした。

見知らぬ男性と散歩する白い犬。

「ジャキに歩き方がそっくりだった」と感じたそうです。

工藤さんが車を降りて近づくと犬が駆けだし抱きついてきました!

「よく生きていたね」。

涙が止まりませんでした。

保護していたのは、近くの菅野長徳さん。

震災翌日、自宅近くで泥だらけの犬を連れた青年に「犬が離れず困っている」と相談されその場で引き取りました。

飼っていた犬が2カ月前に死んで犬小屋や餌がまだ残っていました。

「海の方から来たため飼い主は津波で亡くなったのだろうと思った」と菅野さん。

偶然にも工藤さんの焼鳥店と同じ「仁」と名付け大切に育ててきました。

菅野さんは「再会の場面で甘えたような犬の鳴き声を初めて聞き工藤さんが本当の飼い主に間違いないと分かった」と話してくれました。


工藤さんは「ジャキは死んだとばかり思っていた。いい人に巡り会えて幸運だった」と感謝しています。

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