宇宿商店街ご当地グルメの開発 古庄浩さん

鹿児島市の宇宿地区商店街振興会が地域住民らと力を合わせてご当地グルメの開発に取り組んでいます。

かつて同地区で収穫されていた「脇田ニンジン」にちなんだニンジン入りクリームシチューと、子どもたちの発案による「クレープ包み」の２品。

近くレシピを完成させ年明けにもお披露目する計画です。

脇田ニンジンは、２０年ほど前まで収穫されていましたが、宅地造成などで畑地が減ったことで作られなくなり現在は入手困難。

シチューには、ニンジンを必ず入れるほか黒豚黒牛肉など県内産の素材にこだわりました。

クレープ包みは甘くない味付けで中には学校給食で評判の良かった「ゴーヤーの炒め物」などを入れます。

監修にあたるのは大阪第一ホテルなどで腕を振るったフードコーディネーターの古庄浩さん。

宇宿小学校であった試作会では、古庄さんの指導の下同校児童や保護者、地域住民ら計約３０人が味加減やフライパンさばきを学びました。

河井達志理事長は「商店街のお店でメニューとして採用してもらい『宇宿といえばクリームシチューとクレープ包み』と口コミで広まるのが目標」と話してくれました。